イタチのオヤジの日常

カテゴリ: C級グルメが訪ねる名店

「人生の楽園」でしたか、TV番組で地方移住して「燻製づくり」をなりわいにしているシニアを紹介しているのを見て、ちょっと面白そうだな、と思って、「楽天市場」でコンパクトな卓上スモーカーを購入。
早速、やってみました。プロセスチーズ、ミックスナッツ。次いで、鶏の手羽中、ドライイチジクとマカダミアナッツ。
いずれも、初心者向きの難易度が低そうなところから始めたので、何とかそれらしいものが出来上がりました。
それでも、生の肉系は、下ごしらえ(乾燥と味付け)を丁寧にやること。燻製の過程では、表面に浮き出す水分と、ポットのフタ部分の裏側に着く木酢的な液体をこまめにふき取ることなど、それなりの「コツ」はあるようです。美味いものを食いたい一心で、これから試行を重ねていければと思います。DSC_0714
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翌8日、お世話になった宿の送迎バスで、JR指宿駅まで送ってもらいました。
改札をくぐると、1番線ホームには、この駅始発の快速列車「なのはな」、その名にふさわしい黄色の列車が停車中です。前日の「キハ47」ではなくて、JR九州移行後に新造された20メートル・3ドアの車両が、それも堂々の4両編成!なのですが、実に残念なことに、4両すべてがロングシート車両でした。発車時刻までに、数人、テツ系らしい年配の旅客が現れ、皆思いは同じなのか「4両もあるんだから、クロスシートの車両もある筈だ!」と最後尾まで確かめに行き、空振りで、ガッカリした表情で戻ってきます。非日常の生活で旅情を楽しむなら、列車の座席は、クロスシートであってほしい!
気を取り直し、9時32分に指宿駅を発車した「なのはな」は、進行右側に海を眺めて走ります。
途中、昔、社会科の時間に習った喜入の石油備蓄施設を眺め、やがて桜島が噴煙を上げる雄大な景色が見えます。
終点の鹿児島中央に近づくにつれ、次第に乗ってくる客が増え、ロングシートの座席も8割方が埋まる位になりました。おそらく、朝早い時間帯は通学の高校生主体に乗客がぐっと増えるでしょうから、乗降の時間短縮と車内混雑緩和には、クロスシート車両は不適当なのかもしれません。
そうこうするうち、10時35分、鹿児島中央駅に到着。
ここで、お土産のさつま揚げと、予め目をつけていた「桜島灰干し弁当」(1100円)を買い求めました。
11時55分発の「さくら554号」で鹿児島中央駅を発車。この日は、山陽新幹線内人身事故で、九州新幹線も一時運転見合わせになっていましたが、予定時刻までに運転は再開されました。
西へ、北へ、延伸される新幹線の車窓からの眺めは、トンネルばかりで何とも殺風景なものになりました。この九州新幹線も、「出水」と「新八代」の間で僅かに海が見えたのと、沿線の田んぼでは既に代掻きが始まっている様子が、わずかに旅情をなぐさめてくれました。
結局、所要1時間と少し、定刻から10分ほど遅れただけで、博多駅に到着。
これをもって、1970年、中学1年生の大阪万博の開催に当たり、初めて東京ー新大阪間で東海道新幹線に乗車してから、実に半世紀余りを要し、ようやく「新函館北斗」から「鹿児島中央」まで、列島を南北に貫く新幹線ネットワークの骨格部分の完乗を達成しました。
「さくら」は新大阪行なので、そのまま「のぞみ」を乗り継いで鉄路、東京まで頑張って帰るルートも考えましたが、いかんせん腰痛を抱える身、ここでテツ旅を打ち切り、福岡空港から「スカイマーク」で羽田空港に帰り着き、今回のIMG_0001_BURST00120240308091927_COVER
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テツ旅を終えました。

送迎バスで10分ちょっとで、本日のお宿「休暇村指宿」に到着。
早速、事前予約の「半露天風呂貸し切り」を独り占めして、朝からの疲れを癒しました。
宿の建屋の2階、目の前は錦江湾の眺望が開け、彼方の対岸は大隅半島です。
貨物船や、鹿児島港と離島を結ぶフェリーが行き交うのを、湯につかり、ボーっと眺めているのも非日常で、飽きることがありません。お湯は淡い黄土色にも見える食塩泉で、舐めるとしょっぱい感じでした。
その後、折角指宿に来たのだからと、外せない指宿名物の「砂蒸し風呂」も体験してみました。
裸に作務衣の上下を着て、耳に砂が入らぬようタオルでほっかむりします。係員さんがの砂の床を、スコップで数十センチの深さに掘り下げたところに身を横たえると、今度は、全身を覆うように砂をかけてくれるのですが、これが何とも重い!砂は、粒の細かい黒い火山噴出物のような顆粒状の砂なのですが、身動きが取りにくいくらいの重さです。そうしているうちに、身体の下の方から湯気というか熱気が伝わってきて、汗が出てきます。
生き埋めされたような砂の重さに、逃れようのない熱さ。それでも欲張って、係員さんの推奨では10~15分が適正のところ、IMG_0001_BURST00120240307155934_COVER
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20分頑張ってみました。
散々、汗をかいた後の夕食は、薩摩料理の会席で、きびなごやブリのつくり、トンコツの煮物に、メインは黒豚のしゃぶしゃぶでした。追加で頼んだ「鰹の腹皮塩焼き」で、焼酎お湯割りをやると、最高でした。
ごちそうさまでした。

人気店だけに、いつも11時の開店と同時入店をこころがけています。今朝は大分立ち遅れてしまい、12時ちょうど位に店にたどり着きました。幸いにも、店外に行列はなく、店内を覗いてみるとカウンターに3席ほど空きがあります。
ラッキーと座って、早速、毎度の「4L・肉汁・天付き」900円を注文。
すると、12時を回ってほんの2,3分のうちに客が次々とつめかけ、店外に行列が出来てしまいました。
オフホワイトのエッジの立った手打ちうどんは、麺、肉汁ともに、毎度安定のうまさです。
店員さんたちの接客も、きびきびとしていて、気持ちがいい。
客も常連客が多く、長居するものはなくて、居DSC_0701
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心地の良いせわしなさのうちに、完食しました。
ごちそうさまでした。

JR武蔵小金井駅出発から約2時間かけて、甲州街道にぶつかるところで打ち止め、柴崎駅そばの「小川」を訪ねました。約4か月ぶりです。
肉汁つけ蕎麦・大盛りを注文。
前回は、まだ残暑厳しい9月でしたが、手で持てないほど器が熱くなっている肉汁の美味さは、やはり真冬に引き立ちます。IMG_0001_BURST00120240113114400_COVER

半世紀前の高校のクラス有志で、昨秋より北海道の病院に勤務先を替わった男が新年で帰京したのをしおに、地理的中間点のJR武藏浦和駅そばのイタリアンの店で集まりました。
結論的に言うと、非常に良かった。前菜の盛り合わせから、華やかな盛り付け、埼玉産のジビエ(この日は、何と「アナグマ」でした。)や、野菜をふんだんに使ったもので、味わいともに満足。
ピザ(マルゲリータ)は、焼き立てでチーズはとろとろ、アツアツ。パスタは、ボンゴレ(ビアンコ)でしたが、麺のゆで具合がとてもよかったです。メインの鶏料理(もものソテー)は、皮が上手にパリパリに焼き上げられており、付け合わせの野菜類も美味しかったです。
デザートのティラミス、外見は平凡に見えましたが、とても美味しかった。
ドリンクは「飲み放題」にしましたが、供されるワインが、赤白ともに「意外な」旨さでした。IMG_0001_BURST00120240107171919_COVER
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11時半ごろ会津若松駅に着き、予め調べていた、日本酒の物産館の二階に手打ちの「会津そば」を食わせる店があると聞いて、歩いていったら、店員さん曰く、今日は蕎麦打ちの主人が急な都合で店に出られなくなったので、お食事は出せませんと言われ、ガックリ。
仕方がないので、駅前まで戻り、「ラーメン二郎・会津若松店」を訪ねました。
なかなかの人気店らしいですが、11時45分頃でしたので、すぐ着席できました。
ラーメンの「小」の食券を自販機で買い45分、しばし待つと、供されたのは、目を疑う大どんぶりのラーメン。麺は、濃いクリーム色で「太ひらべったい」もの。スープは、魚介の味の強く感じられる、濃いものでした。煮豚の大きな切り身が、二切れ。山盛りのもやし。
なかなかのボリュームで、かなり本気を出さないと食いきれませんでした。
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ごちそうさまでした。

会社は休みで、秋らしい好天。蕎麦屋探訪は一息入れて、今日は、地下鉄で門前仲町へ出て、木場公園を経て仙台堀川沿いに歩いてみました。自分ではやれないものの、運河でハゼ釣りしている釣り人の様子を眺めるつもりでしたが、平日で残念、私のような閑人は一人も居ませんでした。
「丸八通り」にぶつかったところで左折、北方向へ15分ほどあるいて、砂町銀座商店街に入ってすぐのところにある「竹沢商店」で、もつ煮込みと、もつ焼き(カシラ、ㇾバ、タン、ハツ)に、焼き鳥(鶏モモ、つくね)を買いました。DSC_0669
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ここから北へ歩いて、陸橋で小名木川を越えて、新宿線の大島駅へ出て、地下鉄を乗り継いで帰宅しました。早速、煮込みを温め、ネギを小口切りしたものを散らし、焼き物はまだ冷え切ってはいないので、そのまま七味を添えて、昼酒に突入。腹いっぱいになりました。

散歩の途中で、ネットで健在を確かめていた高輪「菜香亭」を訪ねました。十五年ぶりでしょうか。
午前11時の開店と同時に店内へ。テーブルの配置を変え、客同士の間隔を確保するようにしている以外は、昔の記憶と、店の内外ともに変わりはなさそうです。
ややあって供された「五目やきそば」、この麵、ちゃんぽん麺をさらに細くして、エッジを立てた感じのものが、食べたかった。具は、中華ハム、海老、イカ、肉団子、ウズラ玉子と、たんぱく質系だけで、既に五目。
これに、玉ねぎ、白菜、ニンジン、シイタケ、インゲン、タケノコが加わり、合わせて十一目。
これだけ様々な具があれば、当然のこと、美味しくいただきました。ただ、塩っ気を、以前よりキツくしてるのか、自分が年を取って味覚が変わったのか。濃く感じられる味のせいもあって、具に比べてもっと麵の量が欲しかったというのが、正直なところでした。
10年後、さらにボロボロのジジイになっても、健在であってほしい。ごちそうさまでした。HORIZON_0001_BURST20231007112239875_COVER
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国内外の旅行先から、知り合いの楽しそうな夏休みの写真が届きます。
コロナがフツーの風邪と化したこの夏なのに、残念ながら、どこも行く当てもありません。
仕方がないので、先日の「山利喜」に続いて、近場で安くてうまい食い物を求めて、東大和の「きくや」を訪ねました。普通なら3時間くらいの強歩の後のお楽しみなのですが、暑さを言い訳に手抜きしました。最寄りの西武多摩湖線の「武藏大和」駅まで行き、そこから5分ほど歩いただけ。10時45分に着いたら、丁度暖簾を掲げるところでした。店内を覗くと、既にカウンターにはサイクリストらしい年配の男性客が一人居て、そのあとも次々にお客がやってきて、正規の開店時刻前に席の7割かたは埋まってしまいました。
私は、毎度お決まりの「4L・肉汁天付き」、摺り胡麻とおろししょうがと七味唐辛子を加えた肉汁の豚コマのアブラの旨味が、夏場でもやっぱり欠かせません。一気に食い終わって11時5分過ぎ。多摩湖まで歩こうかと思ったものの、暑さにメゲてしまって、武蔵大和駅から電車でDSC_0627
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国分寺方面に戻りました。

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