イタチのオヤジの日常

2011年07月

平成19年1月以来、約4年半、各月の暦日数で半分、酒を飲まない禁酒日を確保するとの目標を立て、ずっと守り続けてきました。
この7月、上旬の段階で早々と断念。結果的には5日のみ。
会社で、これまでの経歴と業務内容面で何の関係もない「関連」会社ともいえないようなところに出向させられました。噂段階から面白くなくて、呑み。気持ちの区切りをつけようと、呑み。その結果は、当然ながら「5割達成」どころか、休肝日の確保すら覚束ない状態になりました。
明日から、8月。人間ドックの惨憺たる結果と合わせ、ここからどう立て直すか妙案もありません。

吉祥寺を6時18分の中央線の電車で出発。立川で、青梅線御岳行に乗り換え、青梅で後ろ7両が切り離され、3両だけになって多摩川の河岸段丘の上を進みます。終点の御岳駅に7時40分に到着。

駅前のバス停を探しケーブルカーの滝本駅行きのバスに乗ろうとしたら、バス停には既に長蛇の列。
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定刻少し前にバスが来て、信じられないことに、バス会社の整理員が車内の通路のどん詰まりまで立錐の余地もないほど詰め込み、とにかく無理やりバス停にいた全員を乗せてしまいました。街の通勤バスでもここまでは酷くはありません。山道を走行するのに定員も何もあったものじゃない「過積載」で、安全感覚を疑います。10分程度の区間で、それなりの料金(270円)を取りながら、夏の土日ぐらいJRのダイヤに合わせて臨時便を増発したってよさそうなものです。「●東京バス」の印象は、最悪でした。

この調子じゃあケーブルも大混雑と、バスを降りて駅へ急ぐと、こちらは臨時を出しているとのことで、待たずに乗車。立っている客はいないくらいで、拍子抜け。高尾山のケーブルに斜度では及ばないかもしれませんが、急こう配をぐんぐん上ります。標高が高いせいか、軌道の横には、アジサイがまだきれいに咲いています。
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山上駅で降りたのが8時10分過ぎ。天然記念物の大欅を経て、参上の土産物屋街を抜け、20分ちょっとで御嶽神社に到着。
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ただ、日ごろの不摂生がたたって、神社に到着した時点で、すでに脚にダメージ。7月下旬にしては気温は低めの一日だったのですが、とにかく暑くて汗だく状態でした。

神社を後に、ケーブル・バスで元来た通りに引き返すのもあまりに能がないので、イラストマップと標識を頼りに、「七代の滝」を経て、養沢川沿いの道をたどって「上養沢」のバス停を目指すこととしました。ただ、きちんとした地図を用意していなかったし、バスの時刻も不知。これが後で後悔することにつながります。
神社下から滝までの連続する急な下りの道、数日前の台風の大雨の影響か、滑りやすい個所があり、ストックが頼りになります。滝の音は意外に近く聞こえるのに、つづら折れの細い道は延々と続きます。それでも何とか9時すぎには「七代の滝」に到着。落差はさほどありませんが、水量は豊富です。足元に気を付けて、流れに手を浸し、しばし滝の涼気に疲れを癒します。
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ここから「上養沢」バス停まで、沢沿いに下っていけばよいのですが、ここからが長かった。道自体はほどなく舗装された林道に変わり、迷うことはないのですが、微妙に下っているのが脚腰にかえって負担。久しぶりに履いたトレッキングシューズにこれまでにない違和感があり、肉刺になってしまったようで、ほとんどヘロヘロ状態でした。人も、クルマも見かけけず、また仮に通ったところで薄汚いオヤジを乗せてくれるはずもありません。川の瀬音だけが励ましてくれるような気がします。
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川の流れに沿って微妙に曲がりながらいつ果てるともなく続く道。10時10分ころ、ようやく人家が見えてきました。さらに進むと家の数が少し増え「集落」らしくなってきて、バス停も近いのでは、と期待も高まります。10時半ごろ、突然、カーブの先にバスの折り返し場が現れ、思わず小走りにバス停の時刻表を確かめると、五日市駅行は10時16分に出てしまい、次は…なんと11時51分!信じられないが、半分、こういう結果は自分でも予期していたような。もう、歩けない。タクシーなんか通りっこない。コンビニどころか、飲料の自動販売機もない。御嶽駅で買ったペットボトルのわずかな残りが貴重品でした。幸いベンチがあり、人目もないのでシャツを着替え、タオルを乾かし、養沢川の瀬音と川から吹いてくる涼風のおかげで、何とか時間を過ごしました。今回のコースを決めたきっかけになった京王電鉄の「あいぼりー」を表紙から裏表紙まで何度も何度も読み返して。とにかく、80分間は、長かった。
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11時45分頃にバス(ここも「●東京バス」でした!)が来て、折り返し51分発JR五日市駅となって出発。約40分間をかけて、疲れきったオヤジを乗せて駅に到着。
本当は、約5年ぶりに五日市線方面に足を延ばしたのだから、蕎麦の「雙柿庵」でちょと気の利いた肴で昼酒でも、と考えていましたが、脚も上がらず元気もなくて、諦めて12時37分の五日市線の電車で帰途に就きました。計画段階での十分な下調べの必要性を痛感した半日行でした。

連日の猛暑、夕立もここのところありません。庭の草木も、相当ダメージを受けているのでは。
ギボウシが、かろうじて花を咲かせています。株の成長もいまいち、花の数が、やけに少なくなってしまいました。それでも、猛暑に耐えて、よく咲いてくれました。
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鉢物は水切れで一発ダウン必定なので、水やりは面倒でもやてます。
ハイビスカスは、次々につぼみが成長して開花しています。昼過ぎに眺めると、花の直径が朝かたより二周りくらい縮んでしまっているような。
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開花が遅れ気味だったクチナシの花も、そろそろ終わりが近づきました。
明日から少し暑さが収まると天気予報は伝えていますが、なかなか信じがたい。

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17時少し前に店についたら「今日は空いてます!」と言われ、事実、18時を過ぎても、テーブルに空きがありました。まあ、ここしか行かない当方にとっては好都合。

毎度のごとくに、タン塩から始まって、ロース、カルビ、ハラミ、キムチ、ナムル、チャプチェ。締めはビビンバと冷麺。

ユッケ・レバ刺し騒ぎの後遺症でしょうか。ちなみにメニューをチェックしたところ、ユッケは載っていませんでした。

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